右首～肩のつけ根部分にかけての痛み　R5.6.14　50代女性

主訴　

３ヵ月前に重い物を引っ張っていたら右首～肩のつけ根に痛みが走りだした。特に首を右に向けると痛い。自分でマッサージしたり、ストレッチをしたりしていたが、中々良くならないのでと来院された。

診察

問診をするとこの方は過去に右腕にボルトを入れる大きな骨折歴があった。過去に手術や損傷をした方は、ケガが治った後もその周辺の組織が固くなっていたり、癒着しやすくなっていたりしやすい。右前腕の滞りや疲労による引きつりが上腕、肩、首へと移行して痛みが出ていると思われる。

施術内容

はり・きゅう

本治法として肝虚脾虚の相克調整として

右太衝、右太渓、左太白

標治法として

斜角筋、胸鎖乳突筋、棘上筋のトリガーポイントに刺す鍼

前腕ヨ５―５L、下腿ヨ３－２L、背５－３Kに接触鍼とお灸

手技

特に右腕から背中にかけて全体的にほぐす。骨折していた橈骨側より、その時に引っ張られた尺骨側から上腕骨内側の方に筋緊張が強かった。腕を動かす神経が出ている頸骨の変位も見られたので調節した。

施術後「どうですか？痛みの方は？」と尋ねると「最初に比べて全然違います。」と喜んでいただいた。